2024年12月16日
臨床スコアシステム「EzyScore」特集~開発者インタビュー前編~
CPC株式会社営業部です。
今回は当社で新たに開発いたしました臨床スコアシステム「EzyScore」の開発者インタビューを2回に分けてお届けいたします。今回は、開発のきっかけからシステムへのこだわりについてご紹介いたします。
💬定期報告書も一瞬で作成可能な臨床スコアシステム「EzyScore」とは…?
臨床スコアのアンケートを患者様がiPadやスマホを使って入力することでデータが自動集計されるシステムです。医療従事者はリアルタイムでデータ結果を閲覧・出力が可能です。このシステムを利用することによって、今まで紙で取っていたアンケートの集計にかかっていた時間も大幅短縮され、医療従事者の方の負担も大幅に削減可能です。また、データはAI解析され、自動で評価判定可能です。そのため、再生医療の定期報告書も簡単に作成ができます(オプション追加にてご利用可能)。
≪🧐開発者インタビュー≫
・インタビューしたメンバー
システム開発者:営業部 副部長 松﨑医師
■開発のきっかけを教えてください。
松﨑:私は整形外科の医師でもあるため、普段から臨床スコアのアンケートを取ることが多く、そのスコアを手入力し集計し解析するのに多くの時間を費やしていました。これまで自動集計のアンケートシステムは構築していたのですが、とても便利なものの、もう少しわかりやすい表示の仕方や解析までできたらいいなと考えておりました。定期報告サポートをする中で、医療機関様から「集計をシステム化して欲しい」とのお声があったこともあり、より多くの医療従事者の負担を減らしたいということで開発がスタートしました。また紙のアンケートを使用する場合はその保管場所や患者様の記入漏れなどの問題もあり、それら全て解決できるものが必要であると感じていました。
■開発で特に苦労した点はありましたか?
松﨑:システム開発チームの方々に我々が思い描いているイメージを伝えるところは、ある程度構想ができあがっていたため、比較的スムーズではありましたが、使いやすさを意識し、質問票のデザインや記入項目の細かい設定内容を何度も話し合いながら決定していきました。またスコアの名前を決めたり、法的な手続きが煩雑な部分もあったりとハードルはいくつもありました。また可能な限りお安く提供したいという思いもあったため、私自身がシステムの一部をプログラミングしています。生成AIの登場によりプログラミングのバグの修正は大分楽になりましたが、何度も試行錯誤しながら開発を進めました。
■医療機関様がシステムを導入する一番のメリットは何だと思いますか?
松﨑:なんといっても、開発のきっかけである“作業時間を大幅に削減できること”です。紙のアンケートを集計するための多くの作業を、このシステムを利用することで大幅に減らすことができます。医療機関様にはスコアリストの作成にかかっていた時間を他の作業にあてていただくことができると思っています。
■システム導入というとハードルが高そうなイメージです。開発するうえでこだわったポイントなどはありますか?
松﨑:まずWeb上のアンケートですので、インターネットに接続されたタブレット端末やパソコンがあれば導入可能です。医療機関様はログインとパスワードさえあればすぐに運用が開始できるような仕組みになっています。
またアンケートへのリンクはQRコードを作成しておりますので、すぐにアクセスできますし、患者様は自宅からでも入力ができるようになっています。直感的に分かりやすいデザインとなっておりますので、普段は機械を使用しないという方でも簡単に操作ができるように工夫しています。
■定期報告書も作成可能なのですか?
松﨑:はい。私も再生医療の定期報告書を作成するのに時間がかかり、いつも苦労していたのですが、このシステムは定期報告書まで一瞬で簡単に作成が可能です。こちらは次回お話させていただきます。
次回は、システムのさらに具体的な活用イメージや便利なオプション機能などをお届けいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。